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時代が生んだ二人の革命児ショスタコーヴィチとピアソラ
女性ピアノトリオ×映蔵庫 時代の流れと戦った作曲家たちの軌跡をたどる

 

【追加】チケット完売しました。(当日若干立ち見席有-詳しくはお問合せ下さい)

 

概要

日時:2009年8月8日(土) 18:00開場 18:30開演

場所:奥井理ギャラリー  (中央区旭丘5丁目) アクセス情報
TEL 011−521−3540
入場料:2,500円 (高校生以下1,500円) コンサート終了後ワインパーティの料金込み(軽食とソフトドリンクもご用意します)
出演:大高紫乃(ピアノ) 高杉奈梨子(ヴァイオリン) 中島杏子(チェロ) 長沼里奈(映像)

※座席については限りがございますのでメールでのご予約をお勧めいたします。
メール本文にご予約名、枚数を記載してkakumeiji@live.jpまで送信してください。
スタッフが確認後、受付完了のの返信をいたします。※docomoでドメイン指定をされている方は、「@live.jp」を対象からはずしてください。

 


内容

【プログラム】

【第一部】
<ショスタコーヴィチ>
1.2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品
2.映画「馬あぶ」よりロマンス
3.映画「馬あぶ」よりタランテラ
4.ピアノトリオ 第1番 op.8

【第二部】 
<ピアソラ>
ブエノスアイレスの春・夏・秋・冬

【コンサート内容】

スターリン独裁時代、自己の求める音楽と体制の求める音楽との狭間で苦しみ続けたショスタコーヴィチとアルゼンチンに生まれ自己のタンゴを追求し、『タンゴの破壊者』とも揶揄された作曲家ピアソラ。 彼らの葛藤に満ちた軌跡をたどる。

第一部は前衛的な音楽を作った作曲家としても知られる一方、数多くの映画音楽を残したショスタコーヴィチのユーモアと体制への皮肉がちりばめられた小品、そして17歳のときに作られたピアノトリオ第1番。

第二部からは、場末の居酒屋で艶めかしく繰り広げられるタンゴの世界と、個性的な色づかいが印象的な映像作家である長沼里奈(映蔵庫)の映像をあわせてアストル・ピアソラ一色の世界を再現する。

出演

【出演】

大高紫乃
(ピアノ)
ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学大学院を審査員満場一致の首席で修了。 第3回オストゥーニ国際ピアノコンクール(イタリア)入賞。 第2回若手音楽家のためのオーディション第2位。 2003年より現在に至るまで、ベルリン・フィルのメンバーからの直接の依頼により定期的に共演。 国内外での数々のソロ・リサイタル、オーケストラとの協演、室内楽では、ベルリン・フィル、
ハンブルク北ドイツ放響などのメンバーと共演、世界トップアーチストからアンサンブルピアニストとして絶大な信頼を得ている。
高杉奈梨子
(ヴァイオリン)
北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース卒業。ヴァイオリンを片山淑子、浦川宜也、内田輝、市川ヴィンチェンツォの各氏に、室内楽を内田輝、文屋治実の各氏に師事。2007年度ウィーン音楽ゼミナール協会主催春期国際コースにて、E.チェンコフスキー氏に師事。2004年札幌市民芸術祭新人音楽会にて奨励賞。キタラのスプリングコンサート等に出演。PORTA弦楽四重奏団、アンサンブル・エルヴェ各メンバー。ヤマハヴァイオリン講師。
中島杏子
(チェロ)
東京芸術大学卒業。チェロを川崎昌子、河野文昭、北本秀樹の各氏に師事。第4回KOBE国際学生音楽コンクール奨励賞、第10回札幌ジュニアチェロコンクール優秀賞、および山藤賞受賞。在学中,トリトン・アーツ・ネットワーク主催『若手演奏家のためのアドヴェントセミナー&クリスマスコンサート』、'03別府アルゲリッチ音楽祭, PMF(パシフィックミュージックフェスティバル)'03,'04などの音楽祭に参加。2004年10月〜11月、東京天王洲アイルにて『ナインthe Musical』にストリングスとして参加。2008年10月よりドイツ・ケルン音楽大学アーヘン校修士課程在籍、ラウレンティウ・スバルツィア氏に師事。
長沼里奈
(映像)
札幌を拠点に活動する映画制作団体『映蔵庫』を主宰。 代表作『丹青な庭』(02)は映画発祥の地、南フランスのリヨンにて開催されたAsian Cinema & Culture Festival 2002正式出品、 ゲストとして渡仏。独特の色彩感で描く世界観を活かしライブや舞台の映像演出、また写真とコラボレーションしたインスタレーションなども展開。最新作『まぶしい嘘』(07)は函館港イルミナシオン映画祭2008正式出品。 映画にちなんだシチュエーションや独自の演出の中で行う上映スタイルは定評で、札幌芸術の森でのプレミア上映や「さっぽろ映画祭2008×映蔵庫」として映画祭とのコラボレーションも行っている。

 

 


【主催にあたって】
スターリン独裁時代に生きたロシアの作曲家である、ショスタコーヴィチは前衛的な音楽を作曲することを許されず、しばらくは自分の思うような音楽も書けず苦しんだ時期があります。 そのためか彼はとても多くのいわば一般受けするような映画音楽をたくさん残しています。社会体制に迎合したプロパガンダ作曲家として当時は名を挙げていましたが 誰にも気づかれないところで彼自身の皮肉に満ちた仕掛けを音楽に忍ばせているところも興味深いです。

ショスタコーヴィチの醍醐味はその独創性が盛り込まれている交響曲にあると私は思っているのですが、今回はそのイメージにより敬遠されやすいショスタコーヴィチの人間性自体をクローズアップしたいために、クラシック音楽家のなかでもあまり知られていない映画音楽をメインに取り上げました。そしてピアソラも同じく、自分の前衛的な好みとクラシック音楽の狭間で葛藤した経験を持つ作曲家ですので、この二人の共通性をメインにプログラムすることにとても大きな意味があります。

(主催者:中島杏子-チェロ)

 


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アストル・ピアソラについて -公式サイト
(Astor Piazzolla 1921〜1992)

アストル・ピアソラはモダンタンゴの奇才である。
ある意味では彼の音楽はタンゴですらない。彼は,アルゼンチンタンゴのスタイルを取りながら,
クラシックやジャズといった新たな要素を多分に取りいれ,従来のタンゴとはまったく違う音楽のスタイルを作りあげたのだ。

ピアソラの音楽は,ときには聴いている者に挑みかかってくるかのような激しさを持っている。
ピアノがわめき,バンドネオンが叫ぶ。バイオリンがきしむような悲鳴を上げる。
壊さなければ何も生まれてこない。彼がタンゴの破壊者と呼ばれるゆえんはそこにあるのだ。

しかし彼は突き刺すような激しさと共に,泣けるほどの悲しさと優しさを持ち合わせていた。
タンゴの持つ郷愁をそそるようなメロディーに加え,彼独自の悲哀とでも言ったものが彼の音楽の中には満ち溢れている。

死と再生。彼の音楽の中にはいつも救いがある。この2つの要素が混ざり合ってピアソラの音楽は作られている。

(引用元 http://www2s.biglobe.ne.jp/~cama/tango/piazzola/piazzola.html